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フルモデルチェンジ トヨタ クラウン アスリートで湖畔のリゾート・奥日光へ―かつて、欧米外交官らが遊んだ夏の避暑地・奥日光は、豊かな自然に抱かれた究極のリゾートスポット

都心から約3時間の日光は、さまざまな楽しみを与えてくれる。
その理由は、地形的条件と歴史的な成り立ち。 標高530mの日光市街から標高1,269mの中禅寺湖へと一気に駆け上る地形。 そして世界遺産に指定された「日光の社寺」や首都圏からの距離的メリットによって育まれた文化的な歴史…
さまざまなリゾートの価値基準がギュッと詰まっているスポットだ。

Photo:Koji Ota Text:Tetsuya Sudo
取材協力:東京トヨペット株式会社 日本橋店
 
Infomation
CROWN"ATHLETE"
■総排気量:2,499L
■エンジン:4GR-FSE
  V型6気筒DOHC
■トランスミッション:
 スーパーインテリジェント
  6速オートマチック
■全長:4,870mm 全幅:1,795mm
  全高:1,470mm 重量:1,600kg
■乗車定員:5名
■燃料消費率 (10・15モード走行):
 12.0km/リットル
■最高出力<ネット>:
 158kW[215PS]/6,400r.p.m.
■最大トルク<ネット>:
 260N・m[26.5kg・m]/3,800r.p.m.

トヨタ クラウン アスリートに関するお問い合せは
協和自動車まで
日本橋支店:03-3861-3311
江東支店:03-3682-7301

日本を代表する高級車として長い歴史を持つクラウン。その中で走りを強調したモデルとして設定されているのがアスリートだ。

  1955年の誕生以来、クラウンは半世紀以上にわたり日本の高級車をリードする伝統のブランドとして高い評価を得てきた。今回、約4年ぶりにフルモデルチェンジをして発表された13代目新型クラウン─伝統の「安心」、「信頼」という資質を受け継ぎ、先進の技術を取り入れて世界基準の性能を高いレベルで実現…かつ日本人の感性と調和する魅力を備えた高級セダンに仕上がっているクルマだ。
  今回のフルモデルチェンジでは、基本性能を引き出す電子制御システムの基盤となる電子プラットフォームが一新され、処理能力や通信容量を向上させて、エンジン、トランスミッション、ブレーキなどの情報の統合制御をより高次元で実現しているという。併せて高性能V6・2.5Lエンジンと、駆動力統合制御システムにより滑らかで力強い走りが、より一層とパワーアップされた感がある。さらに高い車両安定性と予防安全性能を確保し、滑りやすい道でも安定して走れる「VDIM*」は標準装備となっている。

  このクラウンアスリートで向かったのは、首都圏からもっとも近い世界遺産を有する日光エリアだ。都内から首都高を経て、東北自動車道、日光・宇都宮道路を走れば、すでに目的地である。あいにく出発の日は天候に恵まれない小雨交じりとなってしまったが、クラウン アスリートの走りを体感するには絶好のウェットな路面状態ともいえる。高速でのドライビングは快適そのものだった。お気に入りの音楽でもかけてハンドルを握れば、至極のリラックスドライブの時間が流れていく。日光・宇都宮道路の終点・清滝ICを出て、一気に中禅寺湖畔を目指す。いくつものヘアピンカーブで有名ないろは坂を駆け上がって行く。タイヤはしっかりと路面を捉えエンジンのパワーをダイレクトに走りに変えている。いくつものコーナーをスムーズに抜けて走る。「VDIM」の性能の高さがドライビングの歓びをより一層高めてくれているのだと感じた。

 *VDIM:Vehicle Dynamics Integrated Management

明治・大正・昭和初期、夏の避暑地として欧米外交官たちに愛された中善寺湖畔には、今、大人のリゾートとしての魅力が潜んでいる。

 

  かつて奥日光は「夏場の外務省」と呼ばれた時期があったという程、次々と大使館などの別荘が建てられた時期があった。外交の中枢にいる人たちの家族や、当時の貴族階級にいた人たちで賑わっていたわけだ。中禅寺湖に帆を張ったヨットが浮かびレースも行われていたという。その当時の風景をイメージできる場所がある。イタリア大使館別荘記念公園だ。平成10年に栃木県が公園として整備し、一般公開している。当時の原型を極力そのままに修繕している。ぜひ訪れたいポイントのひとつだろう。別荘内部の広縁に腰を降ろし湖面を眺めれば、ドライブの心地よい疲れを癒してくれる。
  ふと湖畔に目をやるとルアーフィッシングをする人たちの姿が目に入る。そういえばフライフィッシングが初めて日本で行われたのも、ここ奥日光なのだ。その始まりもまたイギリス人貿易商であり、多くの政財界人や外交官を集めたクラブもあったという。いまでも多くの釣り人を集める中禅寺湖の環境を支える“水産総合研究センター さかなと森の観察園”を訪ねてみたいと思った。イタリア大使館別荘とは、ちょうど対岸位の位置だろうか。
  明治21年宮内庁・ふ化場として始まったこの施設はサケ・マスの養殖研究施設として貴重な生態資料の展示をしているとともに、趣のある公園としても楽しめる。その行程は美しい湖畔ドライブになる。
  ここからさらに奥に向かえば、戦場ヶ原・湯の湖へと続く。2005年ラムサール条約湿地に登録されたエリアだ。奥日光の美しい自然の豊かさには驚かされる魅力がまだまだあるわけだ。


 
         
     
イタリア大使館別荘記念公園

■イタリア大使館別荘記念公園

開園期間:4月1日〜11月30日
休館日:毎週月曜日(祝日または県民の日(6/15)の場合は翌日7月20日〜8月31日は無休)
利用料:無料(協力金として100円)
交  通:中禅寺湖畔歌ヶ浜駐車場 (無料・立木観音前)から徒歩15分
お問合せ:イタリア大使館別荘記念公園
Tel:0288-55-0388

アメリカの建築家、アントニー・レーモンドの設計により、昭和3年に建築された別荘は、内・外装はスギの皮で装飾され、日本のスギと西洋建築が調和した建造物。平成10年に栃木県が公園として開放している。

  水産総合研究センター さかなと森の観察園 ■水産総合研究センター さかなと森の観察園

住所:〒321-1661 栃木県日光市中宮司2482-3
Tel:0288-55-0055
営業時間:9:00〜17:00(4/1〜10/20)
観覧料金:大人300円 小人100円
湯沢屋

■湯沢屋

住所:〒321-1403栃木県日光市下鉢石町946
Tel:0288-54-0038
営業時間:8:00〜18:00 11:00〜17:00[茶寮]
交  通:「東武日光駅」から徒歩15分

帰路で見つけた伝統の甘味が、“湯沢屋の酒まんじゅう”。今から約200年前に日光の参詣客に提供したのが始まりという。昔ながらの製法にこだわり、継承している味の上品さにぜひ味わっていただきたい一品だ。店舗併設の茶寮でいただくことができる。

左中央:酒まんじゅう(6個入り)750円

左下:日光湯波『海老屋』の豆乳を使った 豆乳ソフトカプチーノ 400円

 
         
日光中禅寺湖温泉 ホテル四季彩■日光中禅寺湖温泉
ホテル四季彩


中善寺湖畔の木立の中に佇むおもてなしの宿。お料理は、食材の持ち味を大切にした洗練の味と、真心を込めたお料理と風合い豊かな器が奏でる贅沢であたたかな調和が魅力。もちろん宿でとっておきの自慢は、湯元から引いた四季の色合いに変化する硫黄泉。「美肌の湯」ともいわれ、訪れる人をやさしく癒やしてくれるおすすめの大人の宿だ。

<泉質>硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫黄化水素泉)
<効能>一般的適応症、やけど・切り傷、慢性皮膚病、慢性婦人病、 高血圧症、慢性消化器病、慢性胆嚢炎、虚弱体質

住所/〒321-1661栃木県日光市中宮祠2485
TEL/ 0288-55-1010
URL/
http://www.hotel-shikisai.co.jp/
イタリア大使館別荘記念公園
湖畔の木立の中に佇む美しい風景の中で、自然の優しさに包まれ心も体も癒やされる宿。

  ブナ、カエデ類の落葉広葉樹林の中に佇む“ホテル四季彩”は、宿泊客にゆったりとした時間を提供してくれる人気の宿だ。お食事はもちろん、適度に香るイオウ泉の湯をゆっくりと愉しみたい。この湯だけでも、都心から足を伸ばす価値は充分だといえるだろう。静寂に包まれる夜、自然に抱かれながら露天風呂に浸かり、今回の行程の充実感にひたる。明日は世界遺産の社寺を見てから帰路につくとしようか。

         
   
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