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子どもの頃に感じていた時間の流れは、ゆったりと優しく流れていたように思う。
大人になったいまでもそうした気持ちを思い起こさせてくれる瞬間がある。
そんな時は決まって、どこか懐かしさを感じる風景の中に身を置く自分がいる。

Photo:Koji Ota 協力・太洋日産自動車販売株式会社
 



日産 フーガ 350XV
■ エンジン VQ35DE(NEO) (3.498L)
■ ミッション マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチック
■ 全長 4,830mm
■ 全幅 1,795mm
■ 全高 1,510mm
■ 車両本体価格 ¥4,200,000(消費税込み)

お問い合せは下記まで
協和自動車株式会社
日本橋支店 03-3861-3311
江東支店  03-3682-7301

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 東名高速道を沼津インターチェンジまで下り、一路南へ車を走らせれば、首都圏からもっとも出掛けやすい観光スポットのひとつ、伊豆エリアに入る。伊豆の魅力は、訪れる場所ごとに異なり、一言では表すことができない奥行きの深さを持っている。今回の目的地は、数多くの観光スポットの中から、西伊豆・松崎を選んでみた。その理由は、しらこ壁で有名な「松崎」という街に、ノスタルジックなイメージを持ち続けていて、一度は訪れてみたいと思っていたから。それともう一つ、西伊豆の最南端に近い「松崎」までの道のりが、“フーガ”の走りを充分に愉しめる距離だったからだ。
  “フーガ”は日産の新しいプレミアムサルーンとして、まったく新しい考え方で世に送り出されたクルマだという。セドリック&グロリアが日産のラインナップから姿を消したため、その後継車と思ってしまう向きもあるが、同じクラスのクルマであったための選択であったという。
  高級車の代名詞といってもいいセドリック&グロリアの名を消し、登場した“フーガ”。その実力の高さに期待しながらドライビングシートに乗り込む。室内空間の広さが印象的だ。足元も、頭上も、肩まわりも、すべてに余裕が感じられる。後部座席に目をやると、特にその広さがゆとりを醸し出している。セダンであることを実感する。
  エンジンのスタータースイッチを押す。一瞬メーターが振り切り、心地よいエンジン音が全身に伝わる。今までの高級車は、静粛性を追求していたと思う。“フーガ”のエンジン音は、あえて心地よいサウンドだけを残したのではないかという印象だ。決してうるさいわけではなく、あくまでも心地よい鼓動を感じるのだ。まったく新しいコンセプトで登場した“フーガ”への期待感は高くなるばかりだ。
  松崎への行程を走りながらまず始めに思ったのは、“フーガ”の俊敏なレスポンス。アクセルを踏み込むと、間髪を入れずに前に出る。と同時に伸びのある加速感が全身に伝わってくるのだ。まさにドライバーの意思をダイレクトに感じているかのようだ。
  途中、美しい天城山の稜線を走る西伊豆スカイラインを選んで向かう。美しく弧を描くコーナーが空に続いているかのような気分にさせるご機嫌なコースだ。コーナーを曲がるたびにドライビングの愉しさが大きくなる。このどこまでも安定したコーナリングは、フロントミッドシップにV6エンジンを搭載した理想的な重量配分とロングホイールベースという、“フーガ”の「フラットライドコンセプト」によるのだろう。

   
           
   
西伊豆スカイライン
   
 
   

     
  クマ笹の群生がすばらしい達磨山中腹を走る、全長10.8Kmのドライブコース。 2004年7月までは有料道路だったが、現在は無料。富士山と駿河湾の眺望が良く、ロケーションも最高。    
         
 
牛原山
   
 
   
       
    「世界の中心で愛をさけぶ」の2話クライマックスシーンに登場した牛原山からの展望。海岸沿いに建つプリンスホテルの建物がCGによって消されていたことをご存じですか。(Map-1)    
             


大沢温泉ホテル (Map-3)
料金/2名様の場合 
一泊2食付き1人1万5,500円〜
(消費税・サービス料込)}
別に入湯税150円
チェックイン/14:00  
チェックアウト/10:30
泉質/単純泉
住所/静岡県賀茂郡松崎町大沢153-TEL:0558-43-0121
 

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 「松崎」という街になぜノスタルジックな感傷を抱くのだろうか。そのひとつとして、「松崎」が、多くのドラマや映画のロケ地となっていることも関係しているのかも知れない。TBSドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地となっていたことは有名だ。その他にもTBSのドラマ「砂の器」のあるシーンもここで撮影されている。また、映画「つぐみ(TUGUMI)」や「バーバー吉野」のメインロケ地でもある。映画好きの方には、ぜひ訪れてみていただきたいスポットといえるだろう。もちろん、「松崎」だけに限ったことではないが、実際に映像となる舞台として特別の何かを持った街なのかも知れない。川端康成は、「伊豆はまさに風景の画廊である」と評している。その伊豆の中でも、ゆっくりとした時間の中でやすらぎに浸る時間を堪能したい方にはとりわけお勧めの街だと思う。
  数多くある滞在先の中から、特にお勧めしたいのが松崎の町から山の中にしばらく進んだ渓流のほとりにある「大沢温泉ホテル」。このホテルの母屋は330年ほど前の建物というから驚く。母屋を抜け、中庭の向かいには蔵が建っている。こちらも300年〜200年前ほどの建物が、古さを感じさせずに建っている。松崎らしくなまこ壁が美しさをきわだたせている、この江戸時代に建てられた建物の部屋も客室として稼働しているホテルなのだ。
  このホテルもまた、数々の映画やテレビの舞台として選ばれていた。東宝映画「伊豆の踊り子」(監督:恩地日出夫・出演:黒沢年男・内藤洋子・音羽信子)が代表的な作品とのこと。昭和34年に開業したホテルはまた、井伏鱒二、三浦哲朗といった文人にも親しまれていた宿でもある。松崎エリアで一番最初に開かれた温泉地ということもあり、2つの源泉を持つこのホテルの湯は、湯量も豊富。昔から疲れが癒され、しかも肌がなめらかになると、「化粧の湯」「美人の湯」とも呼ばれている。女性には特に魅力的な温泉のようだ。季節の移ろいを感じながら、こんな宿を常宿として訪れるのは、まさに至福の悦びに違いない。
  宿を後にして向かったのは、松崎エリアの港町だ。明るい日差しが、黒潮が運んでくる透き通った海面を照らしている。この明るさとゆったりとした街の雰囲気。まさに心が癒されていく瞬間だ。またゆっくりと来てみたいものだ。海の幸を堪能したら、この街の余韻を楽しみながらをゆったりと“フーガ”を走らせ、帰路につこう。

ホテルロビー
   
築300年を超える母屋に入ると趣あるロビーが迎える
 
ホテル中庭

母屋と蔵の間には、美しく手入れされた歴史を感じる中庭。
     


民芸茶房 (Map-5)
営業時間/7:30〜20:30
無休
住所/静岡県賀茂郡松崎町松崎495-7 
  0558-42-0773




 
民芸茶房
 
  その日に仕入れた地魚を中心に出す人気のお店。
刺身定食2,100円 ひもの定食1,050円
   
 
 
  重要文化財 岩科学校 (Map-4)
なまこ壁を活かした、洋風と社寺風建築を持つ伊豆地区最古の小学校。
住所/静岡県賀茂郡松崎町岩科北側442
0558-42-2675 入場料/300円

 
 
   
 

なまこ壁通り(Map-2)
なまこ壁は、火災や盗難予防に役立ち、保温・防湿・防虫にもなるといわれています。格子模様が古い歴史と調和し、松崎固有の雰囲気を見せている。
なまこ壁造りの建物の中には、明治初期の呉服商家が再現され、ゆっくりとお茶を飲むことができる。
明治商家中瀬邸
開館時間/9:00〜17:00(年中無休)
■入館料/大人100円 中学生以下無料
〒410−3611静岡県賀茂郡松崎町松崎315-1
0558−43−0587)

   
 
   
  伊豆の長八美術館
建築として見た目にも美しい松崎の象徴的な場所がここ。漆喰の名工伊豆の長八を記念し、漆喰芸術の美術館として建設された美術館である。週末には多くの観光客で賑わっている。
営業時間:9:00〜17:00(年中無休)
入館料:大人500円 中学生以下無料
住所:静岡県賀茂郡松崎町松崎23
0558-42-2540
     
 
   
  松崎海岸
全長500m余の美しい砂浜が魅力的な海岸だ。
沖合約50メートルまで遠浅が続き、波はおだやか。
近くの防波堤では、コアジ、コサバ釣りが楽しめる。
     
 
   
  雲見海岸の足湯
この露天風呂は、まさに海の中にあるかの温泉。美しい海を眺め、潮風に吹かれながらの温泉気分はぜひとも体験したい。海水浴客はもちろん、釣りびともよく利用するという。泉質は食塩泉。入浴は無料
     
 
   
  戸田港
松崎に向かう途中にある、深海漁業と遠洋漁業の基地が戸田港。グルメな方はご存じのタカアシガニを食すなら、この街に立ち寄りを
     
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