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ドライブルート
ありがとう、創刊100号
プリウスαに乗って、大自然を巡るグランドツーリングへ。

奥信濃の雄大な自然に抱かれるドライブには、
エコでクリーンなパワーユニットを持つプリウスαが相応しい。
定番の温泉、由緒ある寺社、爽快な高原。
五感を研ぎすますドライブが、内なる元気を開放する。
高速道路の充実によって、格段に高まったアクセス。
奥信濃へ到着したのは、東京を発って3時間余りだった。

Photo:Koji Ohta Text:Nobuo Nakamura
Infomation
トヨタ プリウスα

"トヨタ プリウスα"
■エンジン:1.8リッター 直4DOHC + モーター
■トランスミッション:CVT
■全長: 4,615mm
■全幅:1,775mm
■全高:1,575mm
■重量:1,450kg
■燃料消費率(10・15モード走行):31.0km/リットル
■システム出力〈ネット〉:100kw[136ps]

太古からのチカラが、いまも人々を惹きつける奥信濃。

  戸隠、野尻湖に代表される奥信濃の悠久の歴史。軽井沢や八ヶ岳といった人気の観光地から少しだけ足を伸ばせば、また違った魅力を見せてくれるのが信州だ。
  高速を降りた我々は、まず定番のパワースポットとして人気の戸隠神社へ向かった。同社の創建は、一説によると紀元前210年(諸説あり)。その後、神仏混淆の戸隠山顕光寺として全国に知られ、多くの修験者や参詣者を集めてきた。
  門前町の一角にプリウスαを停めて参詣する。鳥居をくぐり、中社へと至る石段は長駆にして急峻。一段ずつ踏みしめて上がるごとに汗が噴き出すが、その分だけ日常のしがらみが剥がれていくようだ。最後の一段を上り終え、眼前に現れた社(やしろ)の荘厳さに心を打たれたのは、気持ちが洗われていたからなのかもしれない。
  気付けば時刻は昼時。心地よい空腹感から、鳥居前に建ち並ぶ“そば処”に誘われてみる。戸隠そばは、近辺で収穫された蕎麦を原料に清廉な水で打たれる逸品。参拝で洗われた心身にこそ、スッと染み渡る。蕎麦好きならずとも、ぜひ立ち寄っていただきたい。
  参詣を終えたら、プリウスαで深山を抜けて野尻湖へ向かう。野尻湖は、旧石器の剥片とナウマンゾウの化石が同時に出土し、旧石器時代の人類とナウマンゾウとの共存が証明された古代のパワースポット。湖畔には、数十年におよぶ発掘調査の成果が展示されている「野尻湖ナウマンゾウ博物館」がある。静かな湖面は、ただ見つめるだけでヒーリング効果を期待できるが、太古の歴史に想いを馳せ、巨大なナウマンゾウと人類との格闘シーンを想像すれば、まるで大地の鼓動が聞こえてくるようだ。

プリウスαに乗って、大自然を巡るグランドツーリングへ。

■岩戸屋

〒381-4101長野県長野市戸隠3501-イ
TEL 026-254-2038
創業百余年。戸隠神社中社の門前町にある、多くのリピーターから支持されるそば処。戸隠の冷涼な気候に育まれた蕎麦の実と清らかな水で打たれた手打ち蕎麦は、香り高く独特のコシが絶品。秘伝のそばつゆも麺を引き立て、つい追加のざるを頼んでしまう。
■営業時間/8:30∼17:30 ※そば売り切れ次第、終了
■定休日/不定休
※5・8月は無休

公式サイト

■野尻湖ナウマンゾウ博物館

〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻287-5
TEL 026-258-2090
1962年から、50年近く続く「野尻湖発掘」の成果を中心に、約5万年前から現在に至る野尻湖周辺の自然環境を研究・展示する博物館。発掘された化石をもとにした実物大のナウマンゾウ、オオツノジカの復元像や、発掘された骨器や石器を見られる。
■開館時間/9:00∼17:00 ※冬期(12/1∼3/19)の土・日・祝は9:30∼15:45
■休館日/年末年始および5・6・9・10・11月の末日
※日・祝の際は翌日
■入館料/一般500円 小・中学生300円
(団体:20人以上 一般450円 高校生350円 小・中学生260円)
公式サイト

プリウスαだからこそ、感じられる風景がある。

  パワースポットといえば、地球エネルギーの恩恵である"温泉"が多いことも奥信濃の特長だろう。周囲を山地に囲まれた奥信濃の夕刻は早い、今宵は"温泉"のある宿へ向かうことにする。目指すのは、三十余りの自然源泉が湧き、特長ある13の共同浴場(源泉かけ流しの外湯)がうれしい野沢温泉。冬期にはウィンター・スポーツの聖地として賑わい、温泉成分を活かした野沢菜漬けが全国的にも知られる温泉街だ。
  宿には、敷地内から自噴の天然温泉が湧き出る桐屋旅館をおすすめしたい。同館は、明治21年に創業された野沢温泉でも屈指の老舗。広い敷地に佇む木造の別棟と、喧騒をはなれた日本庭園が心地よいひと時を約束してくれる。食膳に並ぶのは、長野と新潟に挟まれた野沢温泉らしい豊かな自然の恵み。出迎えてくれた若女将の笑顔からも、心からくつろげる一夜が予感された。
  奥信濃の風景は、遠く聳え立つ高峰、懐かしさを覚える里山の風情など、何気ない道すがらの美しさに心を奪われる。それらは、まるで"原風景"とでも呼ぶべき光景だ。静粛性をいっそう増すとともに、自然な運転感覚で車外の情報を得やすいプリウスαは、そうした風情を感じるうえで最適なドライブカーなのかもしれない。

■いろは堂

〒381-4393 長野県長野市鬼無里1687-1
TEL 026-256-2033
小麦粉の皮に具を包み、ふっくらと焼いた信州・長野ゆかりの焼きもち「おやき」の専門店。具はヘルシーな野菜や山菜を中心に、野沢菜、野菜ミックス、ぶなしめじ、きりぼし大根、カボチャ、粒あんなど、バラエティー豊かな味わいを楽しめる。
■営業時間/8:30∼17:30
■定休日/火
※5・8・10月は無休
公式サイト

■桐屋旅館

〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村大字豊郷8714-2
TEL 0269-85-2020
野沢温泉の中心街や源泉「麻釜」に近い立地ながらも、広大な敷地は静かで四季折々の季節感を感じることができる。昭和20年代に建築された木造別棟には、随所に当時の意匠を見ることが出来る。温泉は、自噴湧出の源泉かけ流し。
■チェックイン/14:00
■チェックアウト/10:00
■1泊2食付き、8,400∼12,600円(1名様)
公式サイト

ロングツーリングを、エコに、快適にこなすプリウスα。

  ハイブリッドカーのパイオニア、プリウスは次世代の自動車シーンを牽引するブランドだ。そんなプリウスから派生したのが『プリウスα』。全長・全幅・全高ともに拡張し、居住性と積載量を高めながらも10・15モード燃費は31km/リットルと、その体躯からは想像できないほどの高燃費を実現している。今回のドライブでは、往復の実燃費が20km/リットルを大きく超えた。
  想定以上に好印象だったのは、車高を感じさせないフラットライドな乗り心地。コーナー手前のブレーキング時や荒れた路面を通過した際など、重心の高いミニバンでありながら前後に揺られる動きはない。またパワーモードを駆使すれば、険峻な山岳路でさえトルクフルなスピードで駆け抜けてゆく。従来のプリウスと比べてミニバン並の広さを獲得しただけでなく、ロングツーリングを快適にこなす乗り味も備えたのが、新生プリウスαだ。

ちょっとだけ足を伸ばしてアルペンムード漂う、奥志賀高原へ。

  往年のスキーヤーたちが魅せられた丸池、高天原、一ノ瀬、焼額を抜けると、志賀高原の真打ちとも言える奥志賀の草原が目に飛び込んでくる。まるでスイスの高原を思わせる、季節の草花に彩られた斜面。奥信濃を訪れた際は、少しだけ足を伸ばして奥志賀高原を訪れてみるのもいい。
  宿泊地は、ホテル利用客によるユーザー評価「ザガットサーベイ 長野版」において施設・部屋部門の1位に輝いた『ホテル グランフェニックス 奥志賀』がおすすめだ。標高1,500mの大自然に佇む同ホテルでは、リゾート空間ならではの四季折々の自然を味わえるほか、麓の奥信濃からは爽快なワイディングロードのツーリングを楽しめる。

■ホテル グランフェニックス 奥志賀

〒381-0405 長野県下高井郡山ノ内町奥志賀高原
TEL 0269-34-3611
標高1,500メートル、上信越国立公園の豊かな自然の中に位置する本格的なハイランドリゾートホテル。春から秋にかけては清涼な空気を胸いっぱいに受け止めながら広大な自然を満喫できる山歩きを、冬にはホテル前まで続くゲレンデでパウダースノーを楽しめる。
■チェックイン/16:00
■チェックアウト/12:00
■料金/1泊2食付き 1名様15,000円∼28,500円
※ライトプラン(スタンダードツイン/広さ42m²) 公式サイト

   
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